続々と実用化を目指すシステムサービスが登場

アバターロボットとは、一言で言えば人間が遠隔から操作を行い、人が自分の脳を使い自分の体の代わりにロボットを動かすことを指します。例えば、あなたはカリブ海やローマなど、その都度行きたい場所を選んでいただき、そこに身近な端末(PCや携帯など)からアクセスします。するとその場所にあるアバターロボットにセットアップされ、自分の頭を使ってそのロボットを動かすことが可能となるのです。人間は実際にその場所に行けなくても、ロボットの身体で様々な体験が出来ます。AI(人工知能)を搭載し、自分で考えて目の前にある障害物を感知しながら歩く、自律走行型(ペッパーくんやアイボなど)のロボットなどとは設計コンセプトが異なるのです。

現在開発されているアバターロボットのラインナップ

最近は、特に様々な企業がアバターロボットの開発を行っております。皆さんは、どのようなアバターロボットの開発が進んでいるのかイメージが湧きますでしょうか?イメージが湧きやすくなるように代表的なロボットをいくつかご紹介をさせていただきます。

おもてなしをメインに活用されるアバターロボット

アバターロボット「JET」(JALのプレスリリースより引用) JETに関しましては一時期ニュースでも取り上げられ話題にもなったロボットとなります。おもてなしロボットとして羽田空港にて実用化が進んでおり愛嬌も持ち合わせる見た目から順調に人気も会得している様子です。JETの操作者はVRの技術を使い、ロボットの移動、腕と顔を動かすことによる感情表現、ロボットを介した空港利用者との音声通話を行うことが可能となっております。今後JALは空港内で様々な業務のトライを目指し実施を行いながら操作性の向上、機能強化を行い繰り返し実用化が進めば新しい働き方に貢献するのではないだろうかという声が上がっています。

自宅での家事支援を目的としたアバターロボット

Mira Roboticsがサービス導入を計画しているアバターロボット(ugoのプレスリリース素材) ユーゴは家事支援サービスを目的としたアバターロボットです。人間がユーゴを遠隔操作することにより家事支援業サービスの括りで頭を悩まされていた心理的なハードルなどを解決し、以前から問題視されている少子高齢化などがございますが、今後はそういった高齢者など共働きにより家事にまで手の回らないという世帯も増えており、そういった層をターゲットに利用の幅が増えていくのではないでしょうか。

あたかもその場所にいるかのようにコミュニケーションを行えるアバターロボット

temi公式ホームページより ハピロボが開発したテミ。屋内などでの使用が想定されているtemiは、高さは100センチで充電に関しましては一度で約8時間の稼働が可能で、また自律的に無線給電も行えます。また、マッピングに関しましても人間の後をついてまわるだけで自動で行うため非常に優秀です。また、マッピングが終了していれば利用者が遠隔操作で移動したい場所にタップするだけで移動をしてくれるので非常に操作も簡単なのではないでしょうか。またtemiの最大の特徴は遠隔から端末を使用し(携帯やPC)その部屋にいる人と世界のどこからでも自分がその場所にいるかのようにコミュニケーションを図ることも出来ちゃうことなのです。今年に入ってからはZoomなどWEBのオンラインツールの活用も増えつつあり日常化してきた中、少しでも対面に近づける(アバターツール)一つの手法として考えてみてもいいのではないでしょうか。

アバターロボットとは『人との関わり』を軸に日々進化を続けている!?

いかがでしたでしょうか?!新型コロナウイルスの影響を受けつつも着々とロボット開発も進んでおり技術の発展がさらに進めば、エンターテイメント性に活かせたり人がロボットを通して得た体験や、実際にその場に行った生身の体験が等価になる日が近々来るのではないでしょうか?!今後の発展に目が離せませんね?!