果たして、人工知能(AI)など様々なテクノロジーの急速な進化、発展とは、
未来の人類に対し希望なのか、それとも脅威なのか。身近な部分で例えますとAIやロボット技術の飛躍的な向上が進む一方で、これからの、産業や社会にどんな影響が起きているのか、現代において世界的に大きな注目を集めています。2017年に開かれました世界経済フォーラムの年次総会でも、前年に引き続き、AIやロボット技術などを核とする「第4次産業革命」と雇用の関係がメインテーマとなりました。また、国内外のさまざまな調査機関が「テクノロジー」に関する様々な報告書の発表をしております。
日本でのAI活用状況、実は進んでいない!?
日々、様々なニュースやメディアにてAIの活躍が報道されておりますが、IPAが発行する「AI白書2020」によると、企業におけるAIの活用状況はわずか4.2%にとどまっております。このデータを見ると世界と比べて日本では社会的にAIによる発展は、それほど進んでいるとは言えない状況です。
テクノロジーの進歩により今後の働き方は、どう変わるでしょうか?
まず初めに、2000人近い方を対象としたアンケート調査によると、2025年までにAIやロボット技術により人間の仕事を奪いつくされるかどうかに対し、[仕事を奪い尽くされる事は無い]と言う声と[特定の仕事は失われかねないと]言う声により、意見は真っ二つに分かれる結果となり、両意見を元にAI進歩によるメリット・デメリットを見ていければと思います。
最初にAI導入によって得られるメリットとは、
1.労働力不足の解消
2.コストの削減
3.生産性の向上
4.安全性の向上
5.生活性便利の向上
次にAI導入に伴うデメリットとは、
1.雇用の減少
2.情報漏洩リスクの増大
3.コストの増大増大
上記の通り、人々にとってテクノロジーの進化とは 生活を豊かにしていく他、目的を達成させるための協力な手段の一つでもある一方、新たな技術の発展により仕事が失われてしまうなど我々の生活に影響を及ぼすという不安も出ていることから、テクノロジーの発展に伴う人々の思考、行動に与える影響に対し、今一度考えて行く必要があるのではないでしょうか。
まとめ
テクノロジーが発展することは文明が進化し便利な世の中になると言うことです。ですがそれは、皮肉にも人がやることも減っていくという事でもあります。
効率や楽を求めれば求めるほど自動化システムが進み文明が発展していく事なのです。ですので、私達人類が築き上げる文明の発展に伴い仕事のあり方や稼ぎ方や生活についての概念を考え直すべき時が来たのではないでしょうか。
株式会社ノードコミュニケーション 寺田 永史