渋谷の街並みを3DCGで表現したバーチャル空間「バーチャル渋谷」においてハロウィンイベントを
10月16日~10月31日まで開催された。
バーチャル渋谷の概要
ユーザーは無料でスマートフォンやPC、VRデバイスを使ってイベント会場となる「バーチャル渋谷」に参加ができる。「バーチャル渋谷」では、主に2つの体験ができる。
1つめの体験は、バーチャルイベント会場で開催されるさまざまなオンラインイベントだ。
アバターを使って会場内を自由に歩き回りながら、たくさんの観客と同じ空間を共有し、インタラクティブなオンラインイベントが楽しめる。動画の様子は動画配信サービスで配信され、渋谷の新たな会場、発信スタジオとして展開される。
バーチャルならではの演出や装飾を加えた特別な空間となっている。
2つめの体験は、これまで実際に渋谷に行かなければならなかった「XRアート」等のXRコンテンツです。リアルな渋谷とつながったもうひとつの渋谷を回避しながら、様々なXRコンテンツを楽しむことができる。
イベントのコンセプト
熱狂的なエンターテインメントと最先端のテクノロジーを掛け合わせ、“楽しむことが、より良い未来に繋がる”ハロウィーンを実現。
イベントで得た全ての収益は渋谷区に寄付され、コミュニティの未来に活用される。
その為、一人一人が楽しんだ分だけ、この街の未来が出来上がっていく。
誰もが、どこからでも楽しめるバーチャル渋谷ならではのハロウィーンイベントになっている。
ハロウィンイベントの豪華ラインナップ
本イベントでは有名アーティストのMY FIRST STORYや、有名アニメのソードアート・オンライン、名探偵コナン等のトークイベントやライブイベントといった豪華ラインナップのスペシャルイベントが開催され、大きな盛り上がりを見せたようだ。実際に渋谷まで足を運ぶよりもこの空間でイベントに参加したいという人が多かったのではないだろうか。
イベントの仮想空間化は普及していくのか。
新型コロナウィルスのワクチンの普及に伴い感染者も激減し、緊急事態宣言も明けたが、イベントの開催はまだまだ気軽に開催はできない状況だ。
ライブや展示会等、様々なイベントが仮想空間化しているが、リアルイベントの開催時と比べて参加者は少ない傾向に有る。
VRゴーグルの値段が非常に高いというのと、こういった最先端の技術に疎い層には敷居が非常に高いからだと思われる。
いかにして参加する敷居を下げ、リアルイベントよりも魅力が有る仮想空間を創る事ができるかが今後の鍵になってくるだろう。
株式会社ノードコミュニケーション 寺田 永史