今注目のトレンド
○5G
5Gとは、「第5世代モバイル通信システム」と言われております。 5Gの3つのメリット ・超高速 ・多数接続 ・超低遅延 が挙げられています。 超高速 実行速度として、4Gの約100倍となる10Gbpsに達します。 つまり、今まで我慢していた読み込み時間がほぼ無くなってしまうということです。 遅すぎてイライラするという状態がなくなり、快適に動画やSNSを楽しむことが出来ます。 多数接続 4Gと比較し10倍の同時接続が可能になります。 家族、友達みんな同じ空間で4Kの動画を同時にストリーミングで再生できる状態になります。 今までと違いコンテンツの楽しみ方の幅が膨らみます。 超低遅延 4Gと比較するとリアルタイムとの時差が10分の1になります。 リアルタイムで起こっている事を即座にデバイスに反映させることが出来ます。 電車の遅延や交通情報、気象情報などを即座に入手することが出来るので、かなり便利になります。 活用事例 地下鉄 地下鉄のホームに5G基地局を導入することで、見守りロボットや固定カメラで撮影した4K映像をリアルタイムで転送することが出来ます。 今まで発見できなかった不審者や不審物の検知に役立っています。 また、同時翻訳などにも役立っています。 スポーツ観戦 複数の方向からカメラで撮影した映像をリアルタイムで処理することで、様々な視点からVRで観戦することが出来ます。 あらゆるスポーツで活用されることで、審判がその場にいる必要がなくなってしまうかもしれません。○エッジコンピューティング
エッジコンピューティングとは、スマートフォンなどのインターネットにつながるIOT機器で情報を処理したり、利用者に近いエリアのネットワークにサーバを分散配置して処理を行ったりするコンピューティングモデルです。 エッジコンピューティングの3つのメリット ・クラウドサービスのレスポンスの高速化 ・セキュリティリスクの軽減 ・障害などの耐性が強くなる が挙げられています。 クラウドサービスのレスポンスの高速化 クラウドサービスでユーザーに対する反応速度が早くなります。 サービスを使うユーザーが増えれば増えるほど、レスポンス速度が低下し不満が発生したり、パンクしてしまったりします。 しかし、端末側でデータ処理を行うことでこの問題が解消されます。 この技術で自動運転や遠隔医療などにも活用されるかもしれません。 セキュリティリスクの軽減 企業はクラウドサーバーでデータを処理していることが多いです。 そして、クラウドサーバーをハッキングされることで情報の流出がリスクとして存在しています。 しかし、機密性の高いデータをエッジに、そうでないデータをクラウドに上げることで情報流出のリスクを低減します。 障害などの耐性が強くなる クラウドサービスでは、災害や不具合に対して復旧中にユーザーはサービスの利用が出来なくなってしまいます。 しかし、エッジコンピューティングでは復旧中でも引き続きサービスの利用が可能なため、利便性が高くなります。 活用事例 自動運転 自動運転には5Gは必須ですが、エッジコンピューティングを利用し端末で映像、アクセルやブレーキ、ハンドリングなどのデータ処理できるようになれば、人力で運転するのと変わらないほどの素早い判断が自動運転で可能になります。○HRテック
HRテックとは、HR(Human Resource:人財)× テクノロジー(Technology)の造語です。 採用や評価などの人事業務において、ビッグデータや人工知能(AI)、クラウドなどの最先端テクノロジーを活用し、課題を最解決するソリューションやサービスのことです。 HRテックの3つのメリット ・コスト削減、業務効率化 ・従業員データの一元管理 ・戦略的人事マネジメント が挙げられています。 コスト削減、業務効率化 紙で行っていた人事業務のデータ化、業務の自動化によりコスト削減が見込めます。 従業員データの一元管理 応募者の採用フロー管理や、異動昇進持っているスキルなどの情報の一括管理、従業員の出退勤や人事評価などのデータ化が可能になります。 データの蓄積によって「離職しそうな従業員に気づくこと」「優秀な社員の行動分析で、採用や育成に活用すること」など今までは出来なかった分析を可能にすることが出来ます。 戦略的人事マネジメント 可視化されていなかった従業員のモチベーションや働きがいなどを数値で分析することが可能になります。○キャッシュレス化
名前の通り、キャッシュ(現金)をなくすという取り組みです。 クレジットカードや交通系ICカードなどを用いた決済や、現在流行しているPayPayやLINE Payは支払いを現金ではなく、QRコードでの決済を行っています。 キャッシュレス化の5つのメリット ・ATMの管理費用がなくなる ・お金の造幣や管理コストの削減 ・治安の向上 ・企業や店舗の効率化 ・お金の不透明さを無くす が挙げられています。 ATMの管理費用がなくなる ATMにまつわる費用は年間数兆円であると言われています。 ATMを所有している銀行は、手数料や金利などでコストを補填しているが、なかなか回収できないのが現実です。 しかし、このコストが無くなれば、銀行が融資しやすくなり経済の発展が見込まれるかもしれません。 お金の造幣や管理コストの削減 貨幣の原料費は約26億円、原料費以外の費用は約144億円が年間でかかっているが、これを削減することで税金の有効活用ができるかもしれません。 治安の向上 強盗やひったくりなどの犯罪を抑制することが出来ます。 企業や店舗の効率化 現金計算などの業務が効率化出来ることで、過剰労働の削減と生産性上昇させることが出来ます。 お金の不透明さを無くす 脱税など不正が記録に残り、不正防止につながります。まとめ
ITのトレンドについて紹介いたしました。 IT業界は移り変わりの激しい業界なので、いち早く情報を入手し予測することが必要です。 IT業界に転職したい、ITで企業したいなど考えている方はトレンドを予測した上で、自分でIT技術に触れてみることをお勧めします。株式会社ノードコミュニケーション 寺田 永史