コロナ禍で修学旅行や課外行事の中止を我慢している学生を笑顔にしたいという想いから開発へ
コロナ禍の学校教育では、修学旅行や遠足など、多くの生徒にとって楽しみともなる校外学習の機会が失われてきました。 『外へ行かない遠足』と名付けられた本企画は、「閉塞感を感じている生徒たちに非日常を届けて笑顔にしたい」という同校の宮本尚登校長の想いを起点に構想がスタート。 開催当日は同校の全校生徒を対象に『どこでもバンジーVR』と 葛飾北斎やベクシンスキー等の絵画作品の中に入ることの出来る『絵画VR』 が出張授業の形式で用意され、生徒たちに仮想空間への遠足気分を届けます。 これは、ICTや美術などの当該分野へ実体験によって学びを深めて頂くと共に、好奇心やチャレンジ精神を育み、他者理解へと繋げて頂く狙いがあります。仮想空間の中で東京都庁からバンジージャンプ
どこでもバンジーVRは、株式会社キャドセンター (東京都港区、代表取締役社長:鈴木俊郎)のVR開発協力の元で、 株式会社ロジリシティがサービス企画開発運営する 移動式の体験型VRアトラクションです。今回『外へ行かない遠足』で提供するVRコンテンツは、3DCGで精巧に再現した東京都庁の屋上から バンジージャンプする内容。 高い精度の仮想空間と身体を反転させる体験装置が大迫力の体感できます。 テレビでも数多くの芸能人が体験して、その迫力に驚きの声をいただきました。VRで絵画作品の世界に中に入り美術鑑賞
絵画VRは、株式会社キャドセンターがVR開発する、絵画作品の中に入ることの出来る3DCGコンテンツです。『外へ行かない遠足』の開催当日には複数のコンテンツを用意し全校生徒へVRによる新しいアート体験ができます。1.葛飾北斎の作品世界の中に入ることのできるVRコンテンツ
葛飾北斎によって描かれた百物語の一つ『しうねん』の作品世界の中に入ることができます。『しうねん』は、描かれている位牌や蛇の意味などに謎解きのような要素を持ちながら、同時に北斎の絵に対する執念が伝わってくる、インパクトの強い作品として知られています。 浮世絵は、平面的でモノの質感を感じさせない特徴がありますが、『しうねん』を3DCGとして表現するにあたっては、作品世界への没入感をより高いものにするため、フォトリアルな質感が追求されました。2.ベクシンスキーの作品世界の中に入ることのできるVRコンテンツ
「終焉の画家」という異名を持つポーランドの画家ベクシンスキーの絵画を3DCG化し、VRコンテンツとして表現。シーンごとに異なる絵画作品をモチーフとして構成された本コンテンツは、あえて映像的な起承転結のあるストーリー性を抑制し、ユーザーの視点移動による360°映像ならではの体験を重視したコンテンツとなっています。 参照資料 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000078273.html https://logilicity.com/ https://www.cadcenter.co.jp/index.html株式会社ノードコミュニケーション 寺田 永史